銚子ジオパーク推進市民の会

 祝 再認定!(2016/12/09)   日本ジオパーク・ネットワーク正会員  from 2012 〜

 
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ツール・ド・銚子半島
 
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太平洋に突き出た大地の右腕
 
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銚子半島ジオサイト一覧 (新版) 

@ 銚子市青少年文化会館

A ビジター・センター

B 醤油産業地域

C 利根水運と河岸

D 銚子漁港と水産業

E 千人塚・岩石公園

F ポートタワー・夫婦ヶ鼻

G 黒生

H 海鹿島

I 犬吠埼

J 長崎鼻・宝満

K 小畑池

L 地球の丸く見える丘展望館・愛宕山

M 渡海神社の極相林

N 外川

O 犬岩・千騎ヶ岩

P 屏風ヶ浦

Q 粟島台遺跡

R 下総台地

S 余山貝塚

猿田神社の森

常燈寺

ジオサイト名をクリックすると、対応するジオサイトの解説へジャンプ。
【凡例】赤字:地質・自然系、青字:人文系、黒字:関連施設

銚子半島ジオ巡り

日常の中のジオサイト (新版)

ジオサイト概要

 

@
青少年文化会館
<犬吠埼産の巨大アンモナイトも展示>



B
【醤油産業地域】 <醤油の仕込蔵>


D
【銚子漁港】 <水産物卸売センター>


E
【千人塚】 <銚子口の遭難碑>



F
夫婦ヶ鼻 <東西日本の境界の地層>


G
トンビ岩 <海鹿島礫岩>


G
黒生 <黒生チャート>


I
犬吠埼 <白亜紀浅海堆積物>



I
君ヶ浜 <松原続く浜辺と深い海>


J
宝満 <古銅輝石安山岩の岩礁>


K
石尊社の神水 <愛宕山からの湧水>


L
一等三角点 <高神愛宕山>


L
日比友愛の碑 <ルソン富士を望む>


N
外川漁港 <釣りキンメ漁船の帰還>


N
外川の街並み <外川ミニ郷土資料館>


O
千騎ヶ岩 <ジュラ紀の付加体堆積物>


P
屏風ヶ浦 <東側からイソギク咲く11月>


R
下総台地 <俯瞰して中景を見る>



猿田神社の森 <スダジイの極相林>


@

銚子市青少年文化会館


銚子ジオパークの教育拠点施設として整備を進めてい
る。千葉県指定天然記念物「犬吠埼産出のアンモナイ
ト」(5標本6点)や、利根水運で使われた高瀬舟なども
展示している。

A

ビジター・センター


銚子ジオパークのビジター・センターとして、今回、新た
に整備された。代表的な4つのジオサイト、犬吠埼・犬
岩・宝満・屏風ヶ浦のスクリーンの下には、それぞれの
産出岩石として、銚子石・犬岩の砂岩・古銅輝石安山
岩・飯岡石を展示している。

B

醤油産業地域


湿潤な海洋性気候と利根水運を利用し、江戸時代から
現代まで、銚子発展の礎を担っている産業。

C

利根水運と河岸


江戸時代、東北から来た廻船が入港し、物資を川船に
積み替え、江戸へ送る結節地として栄えた頃を偲ぶ。

D

銚子漁港と水産業


連続して年間水揚げ量日本一を誇る銚子漁港は、充実
した港湾設備と、安定した出荷に欠かせない冷凍設備
を誇る。
漁港に隣接する銚子地方気象台が、きめ細かい気象情
報を提供している。

E

千人塚・岩石公園


千人塚は、銚子の口の地形と強風・荒波に伴って、かつ
て多発した海難事故の犠牲者を慰霊する。
岩石公園は、海難対策としての水路開削に伴い、河口
から除去された古銅輝石安山岩(G参照)を展示する。
古銅輝石安山岩の岩礁の上に立つ一ノ島灯台は、岩礁
地帯を照らす。

F

ポートタワー・夫婦ヶ鼻


日本列島誕生の謎を解く〜東の岩礁

ポートタワー足元には、やや深い海中に堆積した、主に
凝灰質シルト岩から成る、新生代新第三紀中新世の夫
婦ヶ鼻層が保存されている。
展望ホール(高さ約47m)からは、利根川下流域・河口
の岩礁(古銅輝石安山岩(G参照))・銚子漁港・海岸
段丘の地形・冷凍倉庫群が一望でき、地質時代と現在
を対比できる。

G

黒生


日本列島誕生の謎を解く〜東の岩礁

新生代新第三紀中新世の火山の痕跡を残す古銅輝石
安山岩の岩礁、海鹿島礫岩(H参照)から成るトンビ岩
、岩礁が惹き起こす海難事故と関連エピソード(美嘉保
丸遭難の碑・国木田独歩の生誕地)、中生代ジュラ紀
愛宕山層群の黒生チャート(三畳紀のコノドントを含む)
、といった豊富な地質遺産を鑑賞できる。
頁岩が砕かれ粘土化したものを利用した黒生瓦と、後
継の瓦産業が今に存続する。

H

海鹿島


日本列島誕生の謎を解く〜東の岩礁

地名は、明治中期まで沖合の岩礁にニホンアシカが生
息していたことに由来する。
伊勢路ヶ浦の岩礁には、中生代白亜紀前期銚子層群の
基底礫岩に相当する海鹿島礫岩が観察できる。
海鹿島海水浴場は、銚子では数少ない遊泳可能な海岸。
海に突き出た丸山の自然石を利用した「小川芋銭句碑」
は、国内に2ヶ所しかない”ヘリプト苔”の生息地として知
られる。
やや内陸側の「国木田独歩詩碑」は、自然にある海鹿島
礫岩の岩体に嵌め込まれている。近隣の道路脇や畑の
畔にも海鹿島礫岩が残されているのが観察できる。

I

犬吠埼


2つの白亜に出会える岬

犬吠埼の浅海堆積物は国指定天然記念物(平成14年
3月16日指定)。砂岩泥岩互層のハンモック状斜交層理
に代表される中生代白亜紀前期銚子層群の犬吠埼層
が堆積する。君ヶ浜のやや深い海には銚子層群の君ヶ
浜層の泥岩が堆積する。
犬吠埼層・君ヶ浜層ともに、白亜紀の化石(アンモナイト
・トリゴニア・琥珀・ソテツ類など)を産出する。
犬吠埼の砂岩は”銚子石”と呼ばれ、江戸時代以前か
ら切り出され、砥石や石垣に利用されてきた。
犬吠埼では崖地植物、霧の名所=君ヶ浜では海浜植
物と松林が観察できる。
沖合で黒潮と親潮が会合し、春先に濃霧が発生しやす
い犬吠埼には、英国人ヘンリー・ブラントンが設計し、
成田産の粘土を焼いた煉瓦で作った犬吠埼灯台(塔高
31.30m)があり、平成26年11月に140周年を迎えた。
ここは、日本に5基しかない第1等灯台で、最大のレン
ズ(第1等フレネル式)を使用しており、「世界灯台100
選」・「日本の灯台50選」にも選ばれている。
君ヶ浜〜犬吠埼は、日本一早い初日の出(山岳・島嶼
地域を除く)の観光客で、元旦には格別の賑わいを見
せる。
犬吠埼には、尾張穂草(古銅輝石安山岩)・佐藤春夫
(愛宕山の砂岩)など、銚子産の岩石を利用した文学
碑が散在する。

J

長崎鼻・宝満


中生代白亜紀の銚子層群長崎鼻層のタービダイトの上
に、新生代新第三紀鮮新世の名洗層が不整合に堆積し
ている。
沖の岩礁=宝満では、銚子層群の砂岩層の上を、新第
三紀中新世に噴出した古銅輝石安山岩が覆う。
各時代の地層から齎された岩石で構成される礫浜海岸
では、銚子層群のアンモナイト・トリゴニア・琥珀等を核
として鮮新世に形成されたノジュールや、メガロドン(古
代のサメ)の歯も見つかることがある。
長崎鼻灯台は足元の岩礁地帯を照らす。

K

小畑池


愛宕山の中生代ジュラ紀の地層との境界から湧出し、銚
子半島一の湧水量を誇る石尊社の神水。
この水を引いた農業用溜池=小畑池の池底は、江戸時
代以前に君ヶ浜(I参照)を通って浸入した津波堆積物
の痕跡を残す。
小畑池から流出した小畑川は西流し、名洗集落の東側
で屏風ヶ浦に注ぐ。

L

地球の丸く見える丘展望館
愛宕山


房総一古い、銚子半島の基盤

地球の丸く見える丘展望館は、千葉県北東部で最も高く
最も古い、中生代ジュラ紀の付加体堆積物(愛宕山層群)
からなる高神愛宕山に位置し、屋上からは銚子半島の地
形を大観できる。
愛宕山頂上には、一等三角点(73.62m)・火の神を祀る
愛宕神社・愛宕山とマヨン山(ルソン島、2,463m、活火山、
「ルソン富士」と呼ばれる)を結ぶ「日比友愛の碑」がある。
碑の足元の石垣では、古生代ペルム紀のフズリナ(紡錘
虫)を含む高神礫岩が観察できる。

M

渡海神社の極相林


タブノキの極相林を護る海人族の神社
千葉県指定天然記念物(昭和34年4月24日指定)。
標高約36mの台地上に位置し、社叢は、関東地方で典
型的な海岸林のタブノキを中心とする極相林から成る。
当初は外川の日和山の上(標高14m、現:大杉神社)に
建立されたが、平安時代に津波被害に遭い、現在地に
遷座したと伝わる。

N

外川


江戸時代に紀州から移住した埼山次郎右衛門たちが築
いた、漁港と街並みの面影を偲ぶ。
当時の築港と街区の舗装には、港の後背地=日和山か
ら切り出した”銚子石”(I参照)が使われ、昭和前期ま
で活用されていた。
現在の外川港は「釣り金目」ブランドの金目鯛で賑わう。
江戸時代に整備され、何れも海に向かう8本の通りのそ
れぞれには、通りの名前を表わす銘板が嵌め込まれ、
レトロな雰囲気と相俟って、都会からのカメラマンに人気
が高い( 「市民の声」ブログ『海の玉手箱』 参照 )。

O

犬岩・千騎ヶ岩


遠い海から来た、奇跡の奇石

犬若地先には、中生代ジュラ紀の付加体堆積物(愛宕
山層群)のメランジュ状硬砂岩があり、断層と海食によ
り、犬岩・千騎ヶ岩を初め、幾つもの岩礁が続く。
時化の日には、海食洞や犬岩が波の花に彩られる。
犬若岬では、この硬砂岩の上に、新生代第四紀更新世
の犬吠層群名洗層の凝灰質砂岩が、浅海底に不整合
に堆積し、後世に隆起した様子が観察できる。

P

屏風ヶ浦


東洋のドーバーで地球の歴史に出会う

約10qにわたって続く雄大な海食崖と、過去300万年間
のグローバルな環境の歴史を知る上で世界でも標準とな
る犬吠層群・香取層・関東ローム層が堆積し、国内各地
からの広域テフラの存在が確認されている。
激しい海食は消波ブロックで抑止されているが、崖は常
時、剥離と崩落を続け、崖錐が成長を続けている。
犬吠層群のうち、飯岡層(春日層・小浜層・横根層)は、
主として泥質シルトから成り、上部の香取層との境界か
ら豊富な湧水が見られる。
飯岡層の一部に、有孔虫を含む石灰質泥岩の硬質な層
があり、一部はノジュール化している。この層が崩落して
波に円磨され、浜辺に打ち上げられたものは”飯岡石”
と呼ばれる。
飯岡石は石材として、玉崎神社を初めとする石垣や、常
燈寺薬師堂や龍正院仁王門(成田市、国重文)等の礎
石に利用されている。

Q

粟島台遺跡


彩色土器と琥珀で交易した縄文の丘
縄文時代前期末〜中期を中心とした遺跡。
社叢は関東地方で典型的な海岸林のタブノキが中心。

R

下総台地


縄文時代は海であった利根川流域を一望し、砂堆と後
背湿地等の完新世の地形の形成を観察できる場所。
西高東低(最高部は一等三角点飯岡=68.42m)の地
形で、西から順に下総上位面・下総下位面・千葉第1
段丘面がある。
台地には河川の下刻と地下水脈の相互作用による谷
頭浸食が頻繁に発生し、谷の法面が耕作されずに残っ
て自然林に覆われ、特徴的な景観を成す。
河川には、年平均1m以上の激しい海食によって、懸谷
(下流部の消失)や風隙(上流部の消失)が見られる。
現在まで存続する河川のうち、屏風ヶ浦に注ぐのは、
小畑川(K参照)と磯見川のみで、高田川 (S参照)
など他の河川は北流して利根川に注ぐ。
現在は、春キャベツの出荷量日本一を誇るキャベツ畑
と、そこに点在する34基の風力発電施設で知られる。

S

余山貝塚


砂丘貝塚と祭祀・墓域を遺す縄文の丘
銚子市指定史跡(昭和42年2月20日指定)。
縄文時代後期〜晩期を中心とした遺跡で、高田川東岸
の標高約7mの砂堆上に立地し、当時の香取海に面し
ていた。
現在は、遺跡中央部を東西に成田線の線路が通る。

猿田神社の森


スダジイの極相林を護る旧伊勢国王族の神社
千葉県指定天然記念物(昭和49年3月19日指定)。
標高約45mの台地上に位置し、スダジイが優占する極
相林は、「猿田神社の森_郷土環境保全地域」に指定
されている。

常燈寺


国指定重要文化財の薬師如来坐像を祀る寺
常世田町の標高約40mの下総台地上に位置し、背後を
鬱蒼とした森に囲まれた盆地内にあり、境内の崖には、
湧水と、壁面に「四十九薬師」と称する49体の石仏が彫
られた洞窟「石仏洞」がある。
「常世田薬師」の名で知られる常燈寺は、大和の薬師寺
で修行した行基の創建と伝わり、薬師堂は江戸初期の
密教系仏堂の代表例として、千葉県指定有形文化財。
眼病にご利益があると伝わる薬師如来坐像は、国指定
重要文化財(昭和34年6月27日指定)で、桧材寄木造り、
全面に漆箔を施して金色に輝き、平安後期の定朝様式
を伝える鎌倉初期の代表作とされる。
仏像が負う華麗な船形飛天光背は、頂部に大日如来と
脇侍二尊、左右に計12体の飛天(音声菩薩)が舞う。
敷地内収蔵庫に安置された仏像の御開帳は年に一度
(1月8日)、千葉県立中央博に精巧なレプリカがある。
江戸〜明治期には「東総の三薬師」として隆盛を極めた
が、明治中期の火災で本堂・本尊(大日如来)・古文書
類を消失し、大正期に無住となった。

 

A
ビジター・センター
<駅前の「ちょうし横丁」内にオープン>



C
【利根水運と河岸】 <利根川河口>


D
銚子漁港 <サバの水揚げ>


E
一ノ島灯台
<古銅輝石安山岩の岩礁の上に立つ>



F
ポートタワー <東海岸の俯瞰ポイント>


G
黒生漁港 <古銅輝石安山岩の岩礁>


H
海鹿島 <海鹿島沖の岩礁>


I
旧犬吠埼霧信号霧笛舎
<国登録有形文化財(建造物)>


J
長崎鼻 <灯台と長崎鼻層の岩礁>


K
小畑池 <愛宕山の湧水を引く溜池>


L
地球の丸く見える丘展望館


L
高神愛宕神社 <火の神を祀る>


M
渡海神社 <照葉樹の極相林>


N
外川の街並み <石畳の道と光る海>>


O
犬岩 <ジュラ紀の付加体堆積物>


O
犬若岬 <浪の花舞う海食洞>


Q
粟島台遺跡 <縄文の漆器琥珀工房>


S
余山貝塚
<縄文の土器片と貝殻が散らばる>



常燈寺
<薬師如来坐像と華麗な船形飛天光背>


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